タナバタ

沖縄の「たなばた」は本土でみられる星まつりではなく、旧盆に先祖を案内するための、お墓清掃の日である。

この日に、お墓の掃除、洗骨などを行い、盆が13日から始まる事の報告を行う「13日には、早くお迎えしにきますからマチカンティーしないように」と案内予告をし、墓前に線香をたき、お酒などを供える。

また、洗骨やお墓の移転とうは、日取りに制約があるが、七夕の日はタブーをともなわない「あの世にかんする」ヒーナシ(あの世から目の届かない日)として、何をしてもよしとされる。

七夕の日以外に墓の移動や位牌のかきかえは「ユンヂチ」でもよいとされる。

ユンヂチとは1年に同じ月が2回あるので、そのうちのひと月は余計であるので、あの世からは目の届かない月と考えたのです。そのため、七夕とユンヂチにお墓の移動や位牌の取り換えなどをすれば、何事もおこらないと考えたのである。 そのため、洗骨や墓の移転、位牌の仕立てなどを、この日に行うことが多い。

この日に洗骨をするのは、長い間、死者がでなかったことを意味し、位牌を仕立てる。

七夕の陽気を「ナンカティーダ」ともいい、一年中で最も日差しの強い日とされ、各家を始め、神衣装などを管理している家では、虫干しを行った。

墓地では、3年以上経過した遺骨を取り出し、洗い清める改装儀礼の事が「洗骨」である。

(文:下條義明)