3月ウマチー

2月ウマチーが麦穂の予祝祭で、実りを祈願するのに対して、これは収穫祭である。もとは、神人たちが野呂殿内の火の神に麦の穂をそなえて麦の収穫の感謝のみの行事であるが、古くは掟、村頭、区長などが麦の穂の伸び具合をみて刈り採る日を決めたこともあって、直接監視していた重要祭礼であった。各家では刈り取った穂のうち三本だけを火の神にそなえたものだった。今では麦も生産されないので、お願の宣詞のみでお茶をにごしているようだ。

(平安座自治会館新築記念誌より)